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摩周湖ファイル vol.3
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魚の住む湖へ
摩周湖は出入りする川がないせいか、元来魚類などは生息せず、エゾサンショウウオだけがいたという珍しい湖でした。
しかし、大正15年から道立水産ふ化場がニジマスの採卵・ふ化事業を開始。昭和3年まで3回にわたりニジマスの稚魚約37,000尾を放流しました。また、昭和4年にはアメリカからスチールヘッド約13,000尾を移入。同時に魚のエサとして同じくアメリカ産のウチダザリガニ約500尾を放流しました。
このほか、スジエビもエサとして放流されているようです。
放流事業は戦争により中断されましたが、昭和43年にはヒメマスに魚種転換し同稚魚41,000尾を、昭和45~49年までは毎年約50,000尾を放流しました。しかし、あまり良い成果が得られず、昭和49年の放流が最後となりました。
放流された魚は湖にプランクトンが少ないため、極端に増殖しているとは思えませんが、少しづつ増えているようです。また、ザリガニもかなり繁殖しています。この放流魚の繁殖が摩周湖の透明度の低下要因の一つという説もあります。
現在、摩周湖は国立公園特別保護地区として手厚く保護されていて、立ち入りや動物の捕獲・採卵などは厳しく規制されています。
なお余談ですが、現在阿寒湖で大量に生息しているウチダザリガニは、某ホテルが観光客に見せるために摩周湖から持ち帰ったものを湖に放した結果、繁殖したものだと言われています。
平成13年広報てしかが11月号掲載

