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摩周湖ファイル vol.4
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定かではない語源
北海道の地名の主なものは、ほとんどがアイヌ語系列のもので、その語源には意味が含まれています。
たとえば屈斜路湖の場合、湖が川になって流れ出す口をクッチャロ(のど口)といい、この湖のクッチャロのそばに昔から有力なコタン(村)があったため、和人がその名を湖名にして屈斜路湖と呼ぶことにしたのです。
しかし、摩周湖の「マシュウ」は美しい名にもかかわらず、語源が定かではないのです。
アイヌの人々は「マシュウ」とは呼ばずに「キンタン・カムイ・ト(山にある・神の・湖)」と呼んでいたようですし、摩周湖は何から何まで神秘的とでもいうほかなさそうです。
摩周湖の語源について2つの説を紹介します。
「マシ・ワン・トー(カモメ・の・沼)」説 (永田方正説)
北海道西部、北部ではカモメのことを「マシ」とも言っていましたが、この辺では「カピウ」と呼んでいたようですし、昔、摩周湖にカモメが飛んでいるのを見たという人もいるようですが、魚を常食とするカモメが、魚のいなかった山奥の湖に名前になるほどたくさんいたとは思えません。
「マ・シュ(小島の・おばあさん)」説 (佐藤直太郎説)
見失った孫を探しさまよい摩周湖のほとりまで来てしまったおばあさんが、悲しみと疲労で動けなくなってしまい摩周湖の小島になってしまったというカムイシュ島の伝説に基づくものですが、地名が先にあって後から伝説ができるという一般論から外れるものです。
平成13年広報てしかが12月号掲載

