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摩周湖ファイル vol.5

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幻の第二展望台

見取り図 摩周湖が初めてその神秘的な姿を観光客に見せたのは、昭和4年に弟子屈~摩周第一展望台間の道路が開通してからでした。しかし、当時は車をとめて摩周湖を眺めることができる展望スペースがあっただけで、その後も木造のあずまやなど簡易的な展望台が建てられただけでした。
そして、摩周第一展望台~川湯間観光道路が全通したのは昭和24年で、第一と第三の両展望台が本格的に整備されたのは、それから9年後の昭和33年のことでした。
それぞれ木柵や石段、説明板などが設置され、第一展望台は鉄筋コンクリート地下式2階建となったのです。

ところで皆さんは「第一展望台と第三展望台があるのに、なぜ第二展望台はないのだろう?」と不思議に思ったことはありませんか。実はあったんです。第二展望台が・・・
昭和14・15年当時に摩周外輪山を一周する細道がカルデラ壁頂上部づたいに作られました。この細道は第一展望台と第三展望台を結んでいて、第一展望台から1kmの地点は狭いスペースながら写真撮影の好ポイントとして人気があったのです。この地点が第ニ展望台と呼ばれていたのです。第一展望台と第三展望台間を散策路として整備しようという計画もあったようですが、危険な箇所が多く断念。そして、次第に人の通行も途絶えていきました。
現在はふみわけ道の跡が一部に見られる程度で、その痕跡はほとんど残っていません。第二展望台はまさに幻の展望台といえるでしょう。

平成14年広報てしかが1月号掲載

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