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摩周湖ファイル vol.8

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摩周の植物2

今月は、摩周湖の環境に大きく関わる植物について考えてみます。
摩周カルデラ内の植物は、湖の誕生以来7千年を経て現在も100%原始の様相を見せています。森林は、カルデラ壁の切り立った岩盤を除き、豊かな植物に覆われてしっかりと摩周湖を守っているのです。
森は、ダケカンバやアオダモ、シナノキ、オヒョウニレ、トドマツ、エゾマツなど、先月号で説明した周辺地域の植物の低地植生とやや似通って、針葉樹と広葉樹の混生林を構成し、そこには700種前後の植物が生育しています。しかし、近年は大変残念ながらエゾシカによる樹皮食いで、オヒョウニレなどの高木類が被害に遭い、今後の摩周湖の環境が心配されています。

ダケカンバ群落

ダケカンバ 摩周湖周辺では最も多く見られる高木で、第一展望台~第三展望台にかけて美しい群落が見られます。北海道の重要な植物群落として、緑の国勢調査で報告されています。

クマイザサ群落

クマイザサ 摩周湖一円ではクマイザサの勢力が強く、多くを占めています。林床を覆っている笹は、地上茎葉と共に地下茎の発達が著しい植物で、土砂の流失保湿を防いだり、保湿、汚水のろ過、炭酸ガスの吸収など、さまざまな活躍をしています。摩周湖の環境維持には大変重要な植物と考えられています。

※ 参 考
・摩周湖の笹-クマイザサ(九枚笹)
・川湯硫黄山周辺の笹-ミヤコザサ

平成14年広報てしかが6月号掲載

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