MENU

閉じる


トップ > 移住情報 > 移住者のこえ > 移住者インタビュー(1)~望んでいたのは、利便性のない生活~

移住者インタビュー(1)~望んでいたのは、利便性のない生活~

プロフィール

移住者インタビュー1の方の写真 氏名:池田三千明さん 綾子さん
平成19年7月に実施された、町の「移住体験ツアーに夫婦で参加。平成20年4月に三千明さんが定年を迎えたのを機に、弟子屈への移住を決意。同年10月、大阪府から南弟子屈へ愛犬とともに移住。

移住を決意するまで~心ひかれた風景に身を置きたい~

 どこかに移住しようという考えは、ほとんど持っていませんでした。ただ、サラリーマン時代は転勤族だったこともあり、住まいを移すことに抵抗感はなかったんです。この地を移住先に決めた理由は何だったのでしょうね。以前、イギリスに行ったことがあるのですが、スコットランドを北上していくとき見た景色が良かった。広々とした草原と、どこまでも広がっていく空と。こういう場所に一軒家を建てて住みたいと、ふと思いました。その思いが、どこかにあったかもしれません。

 平成18年に北海道を旅行し、弟子屈にも初めて行きましたが、牧草地の感じとか雰囲気がスコットランドに似ていると感じました。また、そのとき触れ合った弟子屈の人たちの印象も良かったんです。広い土地と町民の皆さんの印象に、入っていきやすいのではないか、こういうところに住んでみたいと思いました。

 翌年(平成19年)、再び弟子屈に行こうとインターネットで検索しているときに「移住体験ツアー」のことを知り、参加することにしました。このとき対応してくださった町職員の方や移住アドバイザーの方たちには、とても良くしていただきました。移住アドバイザーという制度は本当にいいですね。移住後の現在も、とてもお世話になっています。ツアーをきっかけに、また平成20年の春に定年を迎えることもあって、移住に向けて本格的に動き出しました。そういえば、移住先に弟子屈以外は考えていませんでしたね。移住に不安はありませんでした。

 望んでいたのは、利便性のない生活。情報に埋もれていないと不安になるような環境からは開放されたかったんです。定年を迎えることで、仕事や利害関係や周囲からの干渉といったものを一度リセットして、何もないところから始められるということがあったからかもしれませんが。周囲からの反対もほとんどありませんでした。既に独立した子どもたちは、わたしたちの好きなようにしていいと言ってくれました。兄弟だけは、わたしたちのどちらかが先立った後、残された方が困ると心配しました。でもそれは、どこに住んでいても同じではないかと思いました。

 一人になってもし大変なら、帰ればいい。そうでなくても、実際に移住してみて合わなかったら、また移ればいい。そんな風に考えていました。夫婦ともに、考え方が身軽であったことが、移住の原動力になったのかもしれません。やってみないと分からないからやってみよう。何とかなるだろう。駄目だったら帰ればいい。割と柔軟に考えていました。

実際に暮らしてみて~心地よい人間関係と新鮮な日々~

 周囲の方に温かく迎えていただいたことに、とても感謝しています。あえて溶け込もうとしなくても、受け入れていただけました。皆さん、とても親切ですが、お節介ではないんですね。北海道、弟子屈という風土に培われたものかもしれませんが、とても心地よい人間関係です。

 朝焼けや夕焼けの美しさ、その中を樹氷が風に舞って、雪煙が立って…。そんな美しい風景を毎日眺められて、本当にぜいたくだと思います。北海道は食べ物がとてもおいしい。特に魚がおいしいと思います。以前は魚といえば切り身しか知りませんでしたが、こちらは丸ごと1匹買ってきておろす。おろし方も、ご近所の方に教えられて奮闘しました。無趣味な人間が何もないところで暮らしていくのはきつい、と移住前に知人から言われましたが、そうではないと今、実感しています。日常の中に発見があります。周囲の方が、釣りや料理など楽しみを教えてくれます。これからもっと、暮らしが充実していくだろうと楽しみです。

移住で得られたもの~人生の再スタートに最適な場所~

 定年で仕事がなくなると、自分の存在意義はどうなるのかという不安がありましたが、住まいを移し、環境を大きく変えたことで、サラリーマン生活の延長線上でものを考える必要がなくなりました。

 弟子屈は、定年を機にどこかへ移住を考えている方にとっては、とてもいい場所だと思います。わたしたちも、ここで人生の再スタートを切ることができて、本当に良かったと思っています。

▲このページの先頭へ