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Oさんのてしかが移住記
Oさんのプロフィール
- 移住前の居住地
- 東京都あきる野市
- 移住年
- 平成11年
移住記
掲載年月日:平成19年3月16日
私たち夫婦は弟子屈に移住して7年になります。
それまでは、今は合併して東京都あきる野市になってしまいましたが、東京都西多摩郡五日市町という、それはそれは小高い山に囲まれた自然豊かな所でした。
五日市盆地を流れる秋川は底まで見える清流。鮎、ハヤ、カジッカ、八目うなぎ、どじょう、タニシ、いろんな生物が住んでいました。
ところが「町おこし」と称し「観光五日市」をアピールしはじめました。そのあげく、都心から近いのでマイカー族達が押し寄せ、数キロに及ぶ車の渋滞、排気ガス、川でキャンプやバーベキューをし残された「生ゴミ」の山、それに群がるハエ・カラス、山道にはハイキングの人達が捨てたゴミの入ったコンビニ・スーパーの袋、空き缶。
思わず顔をしかめたくなります。いつしか澄み切った川も濁り、ヘドロが付いたように岩は茶色に変わり悪臭が、生物も少なくなってしまいました。
私たちは小さい頃のあの自然を追いかけ、色々な事情もありましたが、弟子屈に移住を決めました。
広い空、満天の星、どこまでも続く草原、目の前に野生の動物が野鳥が、小さい頃見たあの野の花がここには残っていました。雄大な大自然に感動しました。でもパーキングで見とれていた大自然の足元には沢山ゴミのつまった肥料の袋が、コンビニの袋、空き缶が‥。
ふる里のことが思い出され近い将来ここもあのようにと心が痛みました。
またここ2~3年、我家の周りにも家が増え、エゾユキウサギが飛び出してきた雑木林も造成され「温泉付分譲地」の看板が立ち、電線が張り巡らされ、あの美観が失われてきました。
今私たちはせめて7年前の数軒しか家のない簡素な場所に移住したいと考えております。

