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弟子屈町立昭栄小学校閉校式典・96年の歴史に幕

平成26年11月21日

 11月16日、町理事者や町議会議員、教育委員の皆さんをはじめ、多くの南弟子屈自治会地域住民の皆さんや学校関係者の皆さんなど約160名の方々が出席する中、弟子屈町立昭栄小学校の「閉校式」と「感謝の集い」が行われました。来年3月末で昭栄小学校は96年の歴史に幕を閉じ、新年度から児童の皆さんは、弟子屈小学校に通うことになります。
 閉校式では徳永町長をはじめ多くの方々から挨拶がありました。中でも特に昭栄小学校の児童会長の三田村優音君の在校生代表挨拶は、出席者の皆さんに感動を与えました。三田村君の承諾を得ることが出来ましたので、挨拶文を紹介します。
 
 今日は、僕たちが通っているこの昭栄小学校の「閉校式典」です。と、言っても、正直なところ、あまり実感がわきません。僕が6年間通ってきたこの学校が、来年の4月からはもうなくなる、いまだにこのことが現実なのか、時々不思議な気持ちになります。きっと、今日この式典にいらしている古くからの卒業生の方々はもちろん、最近卒業した中学生、高校生の先輩方は、残念な気持ちでいっぱいだと思います。
 僕は、この昭栄小学校の最後の卒業生となることが決まっています。そのことが、後々記念になることはうれしいことですが、卒業生が来てくれて盛り上がった運動会や文化祭の時ように、僕が卒業生として来る場所が来年からないというのは、本当に寂しいことだなと思います。でも、現在通っている1年生から4年生は、この学校に卒業するまでいられません。みんな昭栄小学校が大好きなのに、4月から違う学校に通わなければならないということを思うと、僕でも胸が痛くなる思いがします。
 この昭栄小学校のすばらしいところは、昭栄でしかできないこと、つまり「昭栄オリジナル」がたくさんあったことだと思います。
 たとえば、日本の伝統行事を児童会活動の中に取り入れた集会では、「こいのぼり集会」、「七夕集会」、「もちつき集会」、「節分集会」、「ひな祭り集会」がありました。これらをすべてやるのは、昭栄小学校ぐらいではないでしょうか。
 また、学校農園で野菜を育てて収穫し、地域の方々を招いての「収穫祭」、最後となる今年はとうとう「野菜直売所」まで開くことができ、とても思い出に残りました。
 収穫祭に限らず、学校と地域の方々がたくさん交流できたのも、昭栄ならではだったと思います。木工や手芸、陶芸、写真など、本当は難しいものを、僕たちのレベルに合わせて優しく教えていただきました。道路向かいの公園で、ゲートボールもしました。毎年、自家製の石窯でピザを焼く体験をさせてくれたり、オリジナルのピザをごちそうしてくれた方もいらっしゃいました。
 文化祭で伝統となった「琴の演奏」、児童数が少ないからこそ、全校児童での発表ができました。毎年同じ「さくらさくら」の曲ですが、必ずちょっと違う、それは毎年指導をしてくれた琴の先生が、僕たち一人一人の成長をしっかりと受け止めてくれていたからだと思います。
 そして、週に一度、夜に集まって練習していた「摩周蝦夷太鼓」、卒業生や地域の方々、お母さんたちまで加わって、太鼓で楽曲を奏でる新しい弟子屈の文化として、いろいろな場所で発表させてもらいました。
 ふり返ってみると、地域の方々との結びつきが強い、地域の方々に支えられた幸せな学校だったと思います。そして、僕たちも、その幸せな児童の一人なのだと、今、改めて思っています。
 僕は、これらのすばらしい思い出、「昭栄オリジナル」をずっと忘れることはないと思います。そして、この昭栄小学校の最後の卒業生であることを誇りに思いたいです。卒業はかなわなかったけど、1年生から4年生までの児童のみなさんも、この昭栄小学校での思い出を大切にしてほしいと思いますし、これからも仲よく連絡を取り合いましょう。そして、大人になって出会えたときに、「昭栄オリジナル」の話で懐かしむことができたらいいなあと思います。

平成二十六年十一月十六日                 弟子屈町立昭栄小学校児童会長6年  三田村 優音
 
 96年間、昭栄小学校を支えて頂いた地域の皆さんや学校関係者の皆さんに心から感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。今日、教育に関する課題は山積しておりますが、本町の未来を担う子どもたちの健やかな成長を願ってやみません。

教育長日記

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