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79年ぶりのアイヌ伝承儀式「パリモモ[うぐい]祭」 開催!

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平成29年6月9日

 6月4日屈斜路コタンにおいて弟子屈アイヌ協会パリモモ[うぐい]祭り実行委員会主催によるアイヌ伝承儀式「パリモモ祭」が79年ぶりに執り行われ、この記念すべき復活儀式に約55名もの関係者の皆さんが駆け付けていました。この儀式は、湖の神に対するアイヌ民族の伝統にのっとったものであり、湖を利用する全ての人々のための安全祈願として行われました。
 この「パリモモ[うぐい]祭」が79年ぶりというのは、「昭和13年5月29日に発生した屈斜路湖周辺の大地震によって、屈斜路湖の水質が悪化したことから、魚の棲めない湖になってしまいました。それにより、それまで永年にわたって行われていたアイヌ伝承儀式「パリモモ祭」が行われなくなりました。しかし、その後、徐々に屈斜路湖の水質が魚の棲息できる環境に回復し、今や多くの魚が棲息する湖となったことから、「パリモモ祭」を復活させることとなった」とのことでした。このことについては、配布されたパンフレットに「パリモモ祭りに思いを馳せて」と題して祭司を務められた豊岡征則さんが詳細に掲載しております。
 副祭司には工藤道さんと阿寒アイヌ協会会長の廣野洋さんが務められました。79年ぶりの儀式とあって、豊岡さんから儀式の一つひとつについて解説していただきましたので、理解を深めることが出来ました。儀式では、「カムイノミ アペフチカムイ」(火の神への祈り)として「ヌサオンカミ」(祭壇にそなえられたイナウ)[御幣]への祈り)や「イチャルパ」(先祖供養)などが行われ、更には、白糠アイヌ文化保存会の皆さんや屈斜路古丹アイヌ文化保存会の皆さんによる「古式舞踊奉納」が披露され、また、参列者全員が加わっての舞踊奉納も行われました。
 その後、「パリモモ」を中心としたアイヌ料理試食体験交流会が古丹生活館で行われました。参加者の皆さんはたくさん出された美味しい料理に舌鼓を打っていました。
 貴重なアイヌ文化に触れることが出来、更に理解を深めることが出来ました。是非とも、このアイヌ伝承儀式が末永く続けられるよう心から願っております。記念すべき儀式に参加させて頂きましたことに心から感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

教育長日記

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