土地・建物に関すること

弟子屈市街地の地価公示価格（住宅地）は1平方メートルあたり6,800円となっています。

北海道の主要都市である、札幌市宮の森3条7丁目近辺では1平方メートルあたり124,000円で、10倍以上の差があります。また東京・大阪の住宅街と比較すると更に大きな差があり、弟子屈町の土地の安さがわかります。

市街地から離れた郊外では、温泉が付くか、付かないかで大きな差はありますが、一般的には更に安い価格となっています。

北海道で住宅を建築する場合においては、地盤の凍結による住宅被害の危険性があり、基礎の深さを1メートル以上にする必要があります。また、屋根に積もった雪の落下、風向きによってできる吹き溜まりの位置などの特殊な要件を考慮した住宅計画が必要です。

さらに、近年、問題となっているシックハウス症候群などを考慮し、壁・床・屋根の外壁面に防湿フィルム（厚さ0.1ミリ程度）を貼ったり、防水・透湿性能を備えた紙を貼ったりしています。また、断熱対策としては、最低限、壁100ミリ・床150ミリ・屋根200ミリの厚さをもった密度1立方メートルあたり180キログラム以上のグラスウールなどを入れています。

近年の暖房対策としては、1部屋だけを暖めることで廊下などとの温度差が多くなる「局所暖房」にならないよう、セントラルヒーティングや電気蓄熱器などを使った、家全体を24時間平均的に暖める方法が多く取り入れられています。その方が結露対策としても利点があります。

さらに、積雪によって暖房機器の排煙筒が雪に埋まらないよう、高い位置に設置したり、雪の加重によって屋根の軒先部分が折れてしまわないように補強したりするなどの対策も重点的に行っています。