アトサヌプリ(硫黄山)噴火警戒レベルの運用について

平成28年3月23日午後2時から、アトサヌプリ(硫黄山)の噴火警戒レベルが運用開始となりました。
アトサヌプリは、警戒レベル「1」(活火山であることに留意)に指定されましたが、火山活動に特段の変化はなく静穏に経過し、かつ噴火の兆候は認められておりません。

噴火警戒レベル運用の目的と概要

アトサヌプリ火山は、阿寒国立公園に含まれ、西の屈斜路湖と東の摩周湖に挟まれた位置にあり、付近には 川湯温泉があるなど多くの観光客が訪れています。また、周辺には、観光道路やつつじケ原自然探勝路が整備されている他、硫黄山レストハウスが火口から約 200メートルと隣接しているとともに、東側をJR釧網線が縦走し、約1キロメートルのところに川湯温泉駅があります。

過去数百年前には、「熊落とし爆裂火口」を形成する水蒸気噴火が起きており、噴火する可能性があることを忘れないで下さい。火山の恵みを授受するためには、火山活動に対する「安心」、「安全」のための防災体制の構築が不可欠であり、住民や観光客、関係機関がとるべき防災対応を分かりやすく5段階(「1:活火山であることに留意」、「2:火口周辺規制」、「3:入山規制」、「4:避難準備」、「5:避難」)にレベル分けした「噴火警戒レベル」の運用は、より効率的な火山防災体制の構築と、住民及び観光客の「安心」「安全」の確保が期待できるものです。

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更新日:2019年10月01日