令和2年12月号掲載

新型コロナウイルス感染症防止対策を行った避難所運営

町では、新型コロナウイルス感染症防止を考慮した避難所運営の検証訓練を11月17日(火曜日)、弟子屈小学校体育館で行いました。今年度の防災訓練は「3密」を回避するために、役場職員と町議会議員および一部の事業者の方のみで実施しました。

未だ新型コロナウイルス感染症が収束を見ない現状においては、避難所内の避難者同士の間隔を空ける必要があるため、町内で大規模災害が発生した場合には、学校や摩周観光文化センターなどの大きな避難所を開設しなければなりません。これまでの暴風雪や洪水の際には、道の駅、公民館、泉ふれあいセンターなどの小規模の避難所しか開設したことがなく、「1.避難所に入る前に検温、消毒、問診を受ける。2.避難所内の間隔を空ける、食住を分離する。」などの感染対策も行ったことはありません。

このようなことから、今回の訓練では、

  1. 駐車場でも検温し、体調の異常を早期に発見
  2. 避難所の外では検温や健康チェックシートにより体調異常者を早期に発見して、健常者と接触しないように移動経路を分離
  3. 体調不良者と健常者との避難スペースは別にする
  4. 居住スペースでは飲食を禁止し、別に食堂を設ける
  5. 炊出しはせず、当面は非常食を配布する
  6. 特に健康要配慮者用には、パーテーションによる飛沫の流入出防止や段ボールベッドを優先利用させる

など、工夫を凝らして検証を行いました。

訓練では「健康チェックシートによる体調異常の把握に時間を要する」などの問題点が確認されたため、今後改善をしていきます。

避難所内では、着替えや防寒着の携行の他に、「マスクの装着、スリッパの持参」など、個人ごとに、さまざまな感染防止処置が必要なため、広報10月号および11月号の「防災ワンポイント」をご覧いただき、普段から必要な物品の準備を心がけましょう。

一次受付での検温の様子

一次受付での検温の様子

二次受付での様子

二次受付での様子

段ボールベッドを体験している様子

段ボールベッドを体験

健康要配慮者ブースでの対応の様子

健康要配慮者ブースでの対応

食堂スペースでの説明の様子

食堂スペースでの説明

駐車場スペースでの対応の様子

駐車場スペースでの対応

要介護者対応

要介護者対応

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 防災情報係

〒088-3292
北海道川上郡弟子屈町中央2丁目3番1号
電話番号:015-482-2912 ファクス:015-482-2696
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更新日:2020年12月23日