令和2年10月号掲載

家庭での備蓄と避難物品を準備し地震への備えを!

  • 地震による被害

最近、世界各地で大規模な地震が多発していて、南海トラフ地震及び東海地震が発生する確率が高まってきていると言われていますが、道内では2年前に胆振東部地震が発生し、最近も小規模の地震が多発しています。油断せず、普段から物心両面の準備に心がけましょう。参考に、道内で大きな地震発生が予想される代表的なものについて、以下に紹介します。

道内で大きな地震発生が予想される代表的なもの

 

北海道で発生する

地震のエリア

地震の特性

過去の代表的な地震と被害状況

予想される

当町への影響

1

襟裳岬から根室半島沖で発生する海溝型地震

津波を伴い、広域に地震波が到達

東方沖地震

(1994年)

負傷者437人

地震の規模が大きく震源が深い場合には、本町にも相当の影響が出る。

十勝沖地震

(2003年)

負傷者849人

太平洋側で津波

2

北海道とその太平洋側沖合の下で発生するプレート内地震

3.の内陸地震と同様に発災当初は下から突き上げるような揺れ

釧路沖地震

(1993年)

・死者2人

・負傷者967人

・住宅の全半壊

2000戸以上

震源地が近い為、本町にも相当の影響が出る。

3

北海道内陸の浅いところで発生する内陸型地震

活断層やその周辺で発生することが多い

北海道胆振

東部地震

(2018年)

・死者42人

・負傷者762人

・住宅の全半壊

300戸以上

・道内全域が停電

縦揺れから始まることが多い為、揺れる時間が長いと被害が大きくなる。

屈斜路湖地震

(1938年)

・死者1人

・屈斜路湖で津波

4

渡島半島沖から宗谷岬沖にかけての日本海東縁部で発生する地震

地中深くで地震が発生し、地震波が広い地域に到達

北海道南西沖

地震(1993年)

・死者202人

・行方不明28人

・負傷者323人

・高さ30mの津波

震源地が遠く離れていることから、ほとんど影響がない。

  • 地震への備え

 人工衛星やコンピューター技術の向上により台風や暴風雪の接近を予想することが出来ますが、地震は発生する前に察知することは極めて困難です。その為、地震が発生しても大丈夫なように、備えを万全にしましょう。

地震に備え確認する事項

家庭での準備

  • 家具の転倒防止
  • ポータブルストーブ、カセットコンロ、携帯電話のモバイルバッテリー、懐中電灯、乾電池、スリッパ、手袋などの準備
  • 避難場所の確認
  • 3日以上自宅で避難生活が可能な飲食料の備蓄。特に、食料は高価な防災食を購入するのではなく、「レトルト食品、パック飯、缶詰の他、保存期限が6カ月以上ある乾燥食料やクッキーなどの高カロリーの菓子」を備蓄し、普段からそれを食べては、買い足すローリングストックに心がける。

避難物品

「着替え、防寒具、スリッパ、手袋、マスク、アルコール消毒液、必要により常備薬」をリュックサックに入れて持ち出しできるようにしておく。車で避難する際には、毛布、コンテナボックス、使い捨て食器等を準備

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 防災情報係

〒088-3292
北海道川上郡弟子屈町中央2丁目3番1号
電話番号:015-482-2912 ファクス:015-482-2696
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更新日:2020年12月24日