令和2年7月号掲載

野外活動では、遭難や怪我、感染症に注意を!

さわやかな季節を迎え、野外で活動する機会が増えていますが、こうした季節は、山菜採りや登山中の遭難・滑落事故、川・湖での水難・遭難事故なども増えるため、十分注意が必要です。

平成28年と29年には、屈斜路湖で釣り人がボートごと沖に流されて自力で戻れず、消防に救助されました。

 

登山届を忘れずに

町やその周辺には、カムイヌプリ(摩周岳)、西別岳、標津岳、武佐岳、斜里岳、羅臼岳、雌阿寒岳、雄阿寒岳などがあり、標高も低いため、老若男女問わず気軽に登れる山として親しまれています。しかし、山の気象は変わりやすく、登り始めは穏やかな天気でも、突然、大雨や雹(ひょう)が降ったり、時には雷が鳴ったりすることもあります。過去には登山中に道に迷ったり怪我をして救助された人もいます。

常にヒグマと遭遇する可能性があり、一人での登山はたいへん危険です。登山をする時は備え付けの登山届けに必ず記載し、できるだけ複数で行きましょう。また、複数の山を縦走するなど、2日以上をかけて登山する場合は、最寄りの警察への登山計画の提出が必要です。万が一、遭難した場合や天候が急変した場合に備えて、「明るく目立つ色の雨具、防寒着や替えの下着・靴下、タオル、食料、飲料水、携帯電話、携帯電話のモバイルバッテリー、ホイッスル」を持参しましょう。そして、下山時間が予定よりも遅れそうな時は、家族などに連絡をするようにしましょう。

 

ダニ対策を万全に

野外ではマダニに対する備えも重要です。マダニは成虫で通常3~4mm程度で、かつ衣服の中に入っても直ちに噛むわけではなく、噛まれた際も、わずかに「チクッ」とした痛みを感じる程度なので、体にダニがついていることに気づかないことがあります。マダニに噛まれないためには、滑りの良い服装で行動するようにしましょう。マダニに噛まれることで、噛まれた付近が腫れて38℃以上の発熱、嘔吐、下痢、食欲低下などの症状がでることがあります。治療しないとなかなか治らないことが多いため、噛まれたマダニを潰したり、引き抜いたりせず、皮膚科などで必ず治療を受けましょう。

これから本格的な野外活動シーズンとなりますが、安全で楽しい野外活動を心がけましょう。

摩周岳の写真です。
この記事に関するお問い合わせ先

総務課 防災情報係

〒088-3292
北海道川上郡弟子屈町中央2丁目3番1号
電話番号:015-482-2912 ファクス:015-482-2696
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更新日:2020年12月24日