令和2年6月号掲載

地震などの災害への備えと避難所での感染症予防を

国の地震津波に関する有識者検討会が令和2年4月21日、「根室・釧路・十勝沖でマグニチュード9.3、厚岸町と浜中町で震度7、津波の高さは釧路町で27mになる」との予測を発表しました。そのエネルギーの大きさは東日本大震災(M9.0)の2.8倍になるとのことです。本町では、過去にこれらの海溝沿いのプレートで発生する地震(釧路沖、東方沖、十勝沖)により、道路や橋および公共施設に大きな被害を受けています。また、当町でも過去には震度6クラスの内陸地震(昭和13年の屈斜路湖底地震、同34年のペケレ地震など)も発生していて、いつ大きな地震が発生してもおかしくないと言われています。

また、町では感染者が確認されていないものの(令和2年5月18日現在)、新型コロナウィルスの感染が全国的な広がりを見せており、このような状況下において、町内で大地震や火山噴火などの大きな災害が発生した場合には、皆さんも避難所生活を強いられる可能性があります。しかし、通常の状態における避難所では、避難者同士が隣り合わせで避難生活をしていますが、新型コロナウィルス感染症予防のためには、避難者同士が前後左右に2mの間隔を確保しなければならず、1つの避難所での収容可能人数は通常の三分の一から二分の一程度しか確保できません。そのため、より多くの避難所を開設しなければならなくなります。

新型コロナウィルス感染症予防のためには、一人ひとりがマスクを装着することはもとより、避難生活に必要な着替え、防寒着、その他に必要な日用品の準備をしておくことが大切です。感染リスクを回避するため、可能な場合は、親戚宅などへ避難することも一つの方策ですし、避難所に避難者登録をした上で、崩壊の危険性がない家であればそこで寝泊まりし、食事や水の配給のみを受けるという方法もありますので、このような避難方法も避難する場合には、ひとつの方法として検討が必要です。

日本列島周辺で発生する地震のタイプについての図解です。日本列島周辺で発生する地震のタイプには陸域の浅い地震と海溝型地震があり、陸域の浅い地震の発生のしくみは、長い年月をかけて地下の岩盤に力が加わり、それが限界に達したとき、
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更新日:2020年12月24日