「新しい生活様式の中で学校再開」(令和2年5月28日)

4月7日に出されていた全国的な「新型コロナウイルス」による感染症拡大を受けての「緊急事態宣言」が、5月25日に解除されました。町内の小中学校では、4月20日から5月31日まで分散登校を実施しながら休校措置を取っておりましたが、緊急事態宣言の解除を受け6月1日から学校を再開することにしました。しかし、宣言が解除されたとは言え、新型コロナウイルスが社会から消えたわけではありません。ウイルスが存在することを前提にした「新たな日常」、感染防止を目的とする「新しい生活様式」での対応が今後も求められます。学校再開に当たっても、学校における新型コロナウイルス感染症に対応した「学校の新しい生活様式」に基づき、分散登校時に実施してきたきめ細かな感染防止対策を実行しながら学校教育活動を再開していくこととしております。

4月20日から5月31日までの休校期間中の授業日設定日数は26日間でしたが、分散登校で授業を実施できたのは6日間程度です。再開に当たっては、休校により指導できなかった内容を確実に指導できるよう、授業における学習活動の重点化を図り、新たに必要となる授業時数を明らかにした上で、長期休業期間の短縮や土曜授業の実施などで「学びの保障」を確実に進めることにしております。また、学校行事については、全てを取り止めるのではなく、「3密」を避けた内容での実施の可能性を検討することにしております。いずれにしても感染症の防止を念頭に、児童生徒の安全・健康と学習の保障の両立を考えながら、学校教育活動を推進していくこととしておりますので、何卒ご理解ご協力をお願い申し上げます。