教育長日記「学び舎を巣立つ・・・それぞれの卒業式」（令和3年3月1日・15日・19日・24日）

今月は町内の小中学校、高校でそれぞれ卒業式が行われました。

3月1日の弟子屈高校卒業式では23名が卒業、15日の弟子屈中学校卒業式では47名、川湯中学校では5名が卒業、19日の弟子屈小学校卒業式では46名、川湯小学校では15名が卒業、24日の美留和小学校卒業式では2名、3月末で116年の歴史に幕を下ろし閉校となる奥春別小学校では4名と、合計142名の卒業生が学び舎を巣立っていきました。

「新型コロナウイルス感染症対策」に追われた1年間で、年度初めの長期の臨時休校、学校行事の延期、縮小、中止、さらには夏休みの短縮など思うような学校生活を送ることが出来ず、厳しい1年になってしまいました。そのような中でも、送辞や答辞、呼びかけでは、最上級生として下級生の手本となり、学校生活をけん引してきた姿を称賛する在校生の言葉、保護者や先生への感謝と後輩へ学校の伝統を守り引き継いでいくことを期待する卒業生の言葉が印象的でした。また、様々な制約のあった昨年の卒業式から一歩前進した形で、思い出に残る卒業式を実施した学校もあるなど、コロナ禍にあっても卒業生の門出を在校生も含めて皆でお祝いしたいという姿勢が随所に見られました。

卒業された小学生はそれぞれの中学校へ、中学生と高校生はそれぞれが選んだ進路への新たな希望を抱いていることと思いますが、これまで支えてくれた家族、諸先生、地域の方々に対する感謝の気持ちを忘れることなく、それぞれの目標に向かって、自分自身を磨いてほしいと思います。ご卒業おめでとうございました。