教育長日記「年末にあたって」(令和3年12月29日)

    2年近くに及ぶコロナ禍の影響で、今年も緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などによる制限が、教育現場にも大きく影響を及ぼした1年となりました。5月には町内でもワクチン接種が開始される一方で、新型コロナウイルス感染症の陽性者が確認されるなど、感染症対策とワクチン接種が同時進行した年となりました。各学校では、3月に配備された「1人1台タブレット」を活用した授業が、新学期から本格的に始まり、教育のICT化が一気に進んだ年でもあります。昨年のような一斉臨時休校はありませんでしたが、修学旅行の延期や運動会の縮小開催、部活動の制限など、学校行事等への影響は、避けることができませんでした。また、社会教育分野でも、高齢者を対象とした生きがい講座が中止や分散開催となったほか、各種公民館講座、総合文化祭の芸能発表や生涯学習講演会も中止となるなど、楽しみながら学ぶ機会が制約されてしまいました。

    しかし、昨年来の取り組みから多くのことを教訓として、コロナ禍でも「子供たちの学びの保障」「町民の生涯学習機会の保障」の在り方を模索し、一歩前進した活動が展開されたことは、ウィズコロナを見越した取り組みの成果と言えます。

    1年延期の東京オリンピック、パラリンピックがコロナ禍のもと、7月から9月にかけて無観客で開催され、日本人選手が大活躍しましたが、なぜか遠い過去のことのように感じます。

    このような1年でありましたが、児童生徒をはじめ保護者、教職員、地域の方々のご理解とご協力のおかげで、大過なく年末を迎えることができましたことに、心から感謝を申し上げる次第です。

    年明けから3回目のワクチンの接種も順次始まりますが、この感染症が収束し、以前の日常が戻るまで、引き続き最大限の感染拡大防止対策をとっていく必要があるものと考えております。

    皆様の変わらぬご理解、ご協力をお願い申し上げ、年末にあたっての挨拶といたします。

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更新日:2021年12月29日