教育長日記「義務教育学校を視察…校長会研修」(令和5年11月22日)

   令和5年度校長会視察研修が、11月22日に4年ぶりに実施されました。
   今回視察に伺ったのは、平成28年度から小中一貫の義務教育学校となった、「斜里町立知床ウトロ学校」で、学習活動や学校運営などの視察を通して、将来の本町の学校の在り方などについて考える機会とするため、町内の小中高等学校の校長先生と一緒に参加しました。
   「義務教育学校」とは、現行の小・中学校に相当する課程を併せ持ち、義務教育として行われる普通教育を一貫して施す9年制の学校を指します。小学校から中学校に進学して通学距離や交友関係、授業内容などが大きく変わる際に感じるつまずき「中1ギャップ」と呼ばれる課題や、少子化による学校の統廃合の課題を解決するために設立されました。
   2016年から正式に制度化され、釧路管内では、白糠町の庶路学園や白糠学園、釧路市の阿寒湖義務教育学校などがあります。
   知床ウトロ学校は、前期課程(1年~6年)51名、後期課程(7年~9年)28名の合計79名の子どもたちが通う学校で、教育目標に「たくましく 未来を築く ウトロの子」を掲げ、9年間の系統性(総合的な学習など)と、英語や体育など後期課程の先生が前期課程からの授業を受け持つ、教科横断的な視点による教育課程の編成・指導を実践しております。保護者・地域・関係機関との信頼関係、連携を基軸にした拡大学校運営協議会での議論など、チーム学校で支える教育活動を展開しております。今回の視察を通して、弟子屈町でも学校運営に活かすべき、多くのことを学ばせていただきました。

知床視察2023_1
知床視察2023_2
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更新日:2023年11月24日