【終了しました】公民館ロビー展示「さよなら営林署」展(2023年8月4日~9月7日)

この企画展は終了しました。

ご案内

令和5年(2023)8月4日(金曜日)から、ふるさと歴史館の企画展として公民館ロビー展示「さよなら営林署」を開催いたしました。

弟子屈は明治30年(1897)に皇室の御料地に編入され、宮内省御料局の下で入植が進められてきました。戦後改革により「弟子屈営林署」となりましたが、林政だけでなく各般行政に寄与してきました。御料局時代から弟子屈の一等地に所在していたため、その庁舎はまさに弟子屈の発展の象徴ともいうべき存在でした。現在の庁舎は昭和39年(1964)に建築された3代目の庁舎となります。

弟子屈に貢献してきた営林署でしたが、戦後の日本では林業の転換期を迎えます。弟子屈営林署は「根釧西部森林管理署弟子屈事務所」に再編された後、平成16年(2004)に廃止されることになります。

その後、庁舎は平成19年(2007)から令和3年(2021)まで郷土資料収蔵庫「てしかがの蔵」として利用され弟子屈の歴史を伝える施設として役割を果たしてきました。しかしながら「中心市街地再構築事業」によって旧営林署は解体され「複合型地域観光交流拠点」として生まれ変わることになりました。

よって旧営林署を偲ぶとともに、その歴史的価値を後世に伝えるため今回のロビー展を企画しました。

 

 

ポスター

展示の様子

おすすめポイント

1.庁舎の変遷がよく分かる歴史写真パネル!

大正12年(1923)年に建築された第2代庁舎が増築を重ねていく様子からは、庁舎の役割が増し重要性が高まっていったことが分かります。

昭和39年(1964)に建築された第3代庁舎は、弟子屈営林署・根釧西部森林管理署弟子屈事務所・郷土資料収蔵庫てしかがの蔵と変遷していきますが、日本における林業の転換が反映されていることを読み取ることができます。

2.更科源藏や大鵬との営林署の関わり!

郷土の偉人である更科源藏と大鵬は営林署で働いていました。

更科源藏は帝室林野管理局時代に用務員として働き、仕事中に仲良くなった郵便局員に詩や本を貸してもらい文学的な目覚めを得ました。

大鵬は弟子屈営林署時代に弟子屈高校高校定時制1年生の時に雇い入れられました。その巨躯を活かして大活躍していたのです。

3.3代目庁舎の丸看板

町民の方から提供された昭和末期の写真から、営林署の入り口上部に木材を輪切りにした丸看板が設置されていることが分かります。この写真に写されている「弟」「子」「屈」の3文字の丸看板の実物が今回展示されています。営林署の名残を示す、貴重な資料です。

3館連携スタンプラリー

ふるさと歴史館の企画展である公民館ロビー展示「さよなら営林署」の開催に伴い、令和5年(2023)8月5日(土曜日)~8月31日(木曜日)までスタンプラリーを開催中です。

弟子屈町公民館・ふるさと歴史館(摩周観光文化センター内)・屈斜路コタンアイヌ民族資料館を周り、スタンプを2種類以上押印すれば、応募者全員にポストカードをプレゼントいたします。

詳しくはポイントラリー専用ページをご覧ください。

【2023夏】弟子屈町文化施設3館周遊スタンプラリー

 

 

この記事に関するお問い合わせ先
弟子屈町教育委員会 社会教育課

〒088-3211
北海道川上郡弟子屈町中央2丁目3番2号
電話番号:015-482-2948 ファクス:015-482-2343

更新日:2023年08月07日