あけましておめでとうございます(町長 徳永哲雄)

あけましておめでとうございます。

皆さまにおかれましては、令和2年の新春を健やかにお迎えのことと、謹んでお慶び申し上げます。

また、旧年中は町政運営全般にわたり、深いご理解と多大なるご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、昨年は天皇陛下の御退位および皇太子殿下の御即位に伴い、元号が「平成」から「令和」に改正された歴史的な年でありました。町内では、「星空の街・あおぞらの街」全国大会を「高円宮妃殿下」御臨席の下、盛会裏に開催させていただき、本町の豊かな自然環境を全国にPRすることができたところです。本町は、他のまちが羨むほどの自然資源を有しており、この貴重な資源を活かし、まち全体がもっと豊かになる取り組みを官民一体で、今後も進めてまいりたいと考えております。

昨年来、国営事業により川湯温泉街の廃業ホテル1棟の撤去工事が進められている他、老舗ホテルの休業があった一方で、本年中には外国人観光客をターゲットとしたホテルの開業が予定されており、平成12年以降入山禁止であった硫黄山の登山が、有料のガイド付きツアーとして本年から本格的に開始されます。トレイルコースの整備、キャンプ場の充実等によって、令和3年アドベンチャーツーリズム世界大会の北海道への誘致活動と合わせ、アウトドアに関心を持った外国人観光客が選ぶ観光地、宿泊客が増える温泉地としての魅力づくりに引き続き取り組んでまいります。

地熱開発事業では、本町が国内でも有望な地域として注目されており、市街地における新たな泉源の利活用の検討と湯沼アトサヌプリ地域地熱資源開発事業の実現を進め、市街地活性化やアイヌ文化・伝統等の振興、啓発に対する政策と合わせ、町民の皆さまが豊かになる地域を目指しております。

農林業におきましても、後継者や担い手対策を支援し、生乳生産量や畑作物の増収を図るとともに、日米貿易協定、TPP11協定、日欧EPAにより影響を受ける農林業者が希望を持って経営に取り組めるよう、農業・農村の発展に努めてまいります。

近年は、全国各地で甚大な被害をもたらす災害が頻発しております。強靭なライフラインの構築と快適な生活空間の確保を図るため、水道施設の更新や道路改良、橋梁、公園の長寿命化、また公営住宅の建替え、下水道事業計画区域外の浄化槽設置補助などを実施し、健康診断に対する特典の拡大、補聴器購入費や社会福祉施設への支援拡大等、町民の皆様が健康で安心できる体制づくりを進めてまいります。

少子高齢化が進んでいる昨今でありますが、弟子屈中学校吹奏楽部が30年ぶりに全道大会出場を果たすなど、子供たちの活躍は目覚ましいものがあります。町といたしましても助成制度の一層の充実を図り、応援していきたいと思います。

早いもので、平成12年12月の初当選から町政を担わせていただき、20年目に入りました。その間、多くの町民の皆様のご支援ご協力の下、「まちづくり」に邁進させていただきました。新年を迎え、改めて町民の皆さまと一丸となった「まちづくり」に取り組んでまいりたいと存じますので、引き続きお力添えをお願い申し上げます。

新春の門出にあたり、皆さまのご健康とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

この記事に関するお問い合わせ先
まちづくり政策課 広報統計係

〒088-3292
北海道川上郡弟子屈町中央2丁目3番1号
電話番号:015-482-2913 ファクス:015-482-2696
お問い合わせフォームはこちら

更新日:2020年01月08日