令和3年度第1回弟子屈町総合教育会議

日時・場所・次第

日時 令和3年11月25日(木曜日)13時30分~

場所 弟子屈小学校 1階 会議室

〈次第〉

1 議題

報告第1号 GIGAスクールの実施状況について(授業参観)

議題第1号 令和4年度教育関係重点事業及び予算について

報告第2号 子育て支援について

2 その他

令和3年度 第1回弟子屈町総合教育会議出席者名簿

【構 成 員】

職 名

氏 名

弟子屈町長

徳 永 哲 雄

弟子屈町教育委員会

教育長

岩 原 勝 行

委員

金 井 秀 明

委員

菅 原 誓 之

委員

吉 田 一 徳

委員

宮 田 昇 子

 

 

【事務局・説明員等】

所 属

職 名

氏 名

まちづくり政策課

課長

田 口 誠

課長補佐

三 上 哲

政策調整係長

鶴 田 裕 樹

健康こども課

課長

合 田 祐 介

 

参事

奥 田 禎 之

教育委員会管理課

課長

広 田 勝 彦

課長補佐

山 口 智 明

教育委員会指導室

室長

辻 川 智 宏

教育委員会社会教育課

課長

藤 森 忠 幸

課長補佐

渋 田 淳 二

学校給食センター

所長

山 本 由 美

図書館

副館長

小 見 山 貴 広

 

 

令和3年度 第1回弟子屈町総合教育会議 議事録

日 時 令和3年11月25日(木曜日)13時20分~14時15分

場 所 弟子屈町役場 1階 会議室

出席者 添付のとおり

以下、協議内容及び発言内容(議事録要旨)

1 徳永町長あいさつ

・  皆さまご多忙のところお集まりいただきありがとうございます。日頃より町教行政の推進にご尽力いただきありがとうございます。コロナが落ち着いているが、油断はできない。拡大防止にご協力をお願いしたい。

・1年ぶりの総合教育会議で、本日は、2つの報告と、議題がひとつございますのでよろしくお願いします。

2 議 題

【報告第1号】GIGAスクールの実施状況について(授業参観)

〇教委管理課廣田課長から説明

GIGAスクール構想とは、小中学生1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、多様な子どもたち一人一人に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境の実現を目指すもので、文部科学省が、新学習要領の実施を見据え「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018年度~2022年度)」として策定しました。

国は、新型コロナウィルス感染症のまん延による学校の臨時休校の長期化を契機に、 GIGAスクール構想によるハード・ソフト・人材の一体的な整備を加速させ、災害や感染症の発生などの緊急時においても、ICTの活用により全ての子どもたちの学びを保証できる環境の早期実現を目指して、計画期間を令和2年度末まで前倒しすることとし、関係予算を盛り込んだ2年度補正予算を4月に成立させました。

本町では、令和2年7月の第5回町議会臨時会で総額約1億3600万円(国庫補助約3500万円のほか新型コロナウィルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当)のGIGAスクール構想関連整備費用を含む補正予算を成立させ、整備事業に着手しました。

町内の小中学校では、普段の学習のみならず様々な行事などにもタブレット等の機器を積極的に活用し、子どもたちの「思考の見える化」や「意見交流や共有」において、効果が得られているほか、資料配付や成果物の提出、即自的な評価や努力を要する子どもたちへの個別の手立てにも有効性がみられます。

このGIGAスクール構想の推進によって、学校のICT環境は急速に整備されましたが、一方で教師のスキルに個人差があるため、機器やソフト、アプリのメンテナンス、操作指導、トラブル対応などで、技術や知識を有する特定の教師に負担が集中しがちとなっており、教師個々のスキルアップを図るための研修機会の拡充や、専門技術を有するICT支援員の配置などが求められています。

「令和の日本型学校教育」では、全ての子どもたちの可能性を引き出す、「個別最適な学び」の重要性が高まっており、子どもたちが自ら学習を調整し、学習内容の確実な定着を図ったり、学習を深め広げたりするための手立ての一つとして、加えて、自動採点などの機能によって教師の業務効率化も図られることから、タブレット端末で学べる教材ソフトの導入が望まれているところです。

さらに、令和6年度には小学校の教科書改訂に合わせてデジタル教科書の本格導入が予定されており、今後教科書や教材等のデジタル化への対応を図らなければなりません。

また、子どもたち自身が情報モラルや情報リテラシーを考え、正しく身につける指導がますます重要になってきます。

このように、GIGAスクール構想による1人1台端末を活用した学習はまだ緒についたばかりで、これから様々な課題が出現すると思われますが、一つ一つ改善し、多様な子どもたち一人一人に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できるような教育ICT環境を実現しなければなりません。

≪説明終了後、タブレットを使った事業を実際に参観≫

再着席後、委員からの質問は特になし。

【議題第1号】令和4年度教育関係重点事業及び予算について

〇岩原教育長より令和3年度の教育関係重点事業として、学校教育関係3項目、社会教育関係3項目の要望事項について説明

〇金井教育委員から

弟子屈町文化財に指定されている屈斜路湖のマリゴケについては、令和3年度より本町と包括連携協定を締結している学校法人玉川学園との共同研究により、その植生について調査を行っているところであります。

初年度となる今年度は、現地でのマリゴケ構成植物の採取やドローンによる分布調査、水温の測定(継続測定)、定点カメラによるモニタリングなどを実施してきました。

この貴重な文化財及び自然環境を後世に伝えていくため、詳細なデータの採取など継続した調査が必要であり、研究には5ヶ年程度の期間を要するものと見込んでおり、令和7年度までのご支援についてよろしくお願いいたします。

〇菅原教育委員から

GIGAスクール構想の推進により、本町でも全児童生徒及び教職員にタブレット端末が整備され、授業などでの利用が本格化しています。

また、大型テレビや実物投影機などの関連機器等の整備も図られ、ICTを活用した教育環境は、大きく前進したところです。

一方で、これらの機器の管理やトラブル対応にあたる教職員の負担が増えており、働き方改革の観点からも教職員以外で対処できる体制の確保が求められています。

さらに、今後予定されるデジタル教科書の導入とともに、各種教材のデジタル化も進行しており、これらへの対応、導入が必至となってきます。

現在、学校現場においては、急速に進展するデジタル化に対応する教職員のスキルアップが急務であり、これまで以上に研修機会の確保が必要となります。

これらICTの活用については、今後一層の拡充が求められる分野でありますので、継続的なご支援をお願いします。

〇宮田教育委員から

町内における特別支援学級に属する児童生徒は年々増加傾向にあり、特に障がい程度の重たい児童が増える傾向にあります。

これまでも、特別支援教育支援員の増員をはじめ、特別支援教育に関しては年々拡充をしてきているところですが、個性豊かな子どもたち一人一人に適した様々なニーズに丁寧に対応するためには、より一層の教育環境の整備が求められるところです。例えば、登校ひとつとっても、学校に来られるが教室に入れない、保健室には行ける。教室は難しいが体を動かすことはできるなど、状況もその対応を非常に多様になっています。このような状況からも引き続き特別支援教育環境の充実にご支援をお願いします。

〇吉田教育委員から

ここ数年集中的に取り組んでいる郷土資料の管理活用について、今年度、摩周観光文化センター内の「更科源藏文学資料館」に併設する形で「弟子屈町郷土資料館「蔵」」をプレオープンしましたが、展示資料は所蔵資料のごく一部に限られ、残る多くの郷土資料や更科資料、種市資料の適正な保管、保存、管理及び活用が引き続き課題となっている状況であります。

これらの資料は学術的価値を有する文献資料や、希少価値を有する鉄道資料など、その活用方法によっては生涯学習にとどまらず、本町における新たな集客の資源にもなり得るものであります。

ついては、これらを有機的に連携、発展させるための役割を担う学芸員1名を「地域おこし協力隊制度」などにより採用し、郷土資料の新たな活用方策を展開していくよう要望いたします。

〇徳永町長から

各委員の皆さんからの要望について、予算状況下で各委員からのご意見を踏まえ、今後の予算編成の中で十分検討させていただく。

【報告第2号】子育て支援について説明

〇健康こども課奥田参事より説明

今般の少子化の急速な進行や生活スタイルの変化により、子どもたちを取り巻く環境が大きく変わってきており、社会全体で一人ひとりの子どもの主体的な成長を支えていくことが求められています。

こうした中で、すべての子どもたちが保育や幼児教育を受ける機会が得られるように、また、子育て世帯の経済的負担の軽減を図るために、保育園や認定こども園に通園するすべての園児の副食費(給食費)を令和4年度より無償化したいと考えています。

副食費は、認定こども園(月額4,500円)においては通園保護者が直接施設へ支払い、川湯保育園(1食200円)では保護者が町へ納入することとなっている。両施設ともに納入後、その半額を町が助成している。今後は、認定こども園においては保護者から副食費を徴収せず、町から補助金として交付いたします。

また、本町児童クラブでは放課後の時間帯に「おやつ」を適切に提供しておりますが、学童期は幼児期よりも一般的に運動量が増加することにより、水分摂取や栄養補給が必要とされていることからも継続的に行うこととしています。こちらにつきましても、就労している子育て世帯の経済的負担や時間的な負担軽減のために、令和4年度より公費負担とさせていただきます。

購入についても、保護者会費を徴収し役員が購入するなどしていたものを保護者会費と同金額を予算化し、児童クラブ支援員が町内で購入する形とさせていただきます。

委員からの質問は特になし

3 その他

〇まちづくり政策課田口課長より令和4年度の予算編成方針の説明

〇町長から

町としても、中心市街地の再構築、屈斜路プリンスホテル付近にワイナリーの建設、チーズ工房の建設も予定している。川湯地区で進む再整備についても国の満喫プロジェクトといっしょにホテルの解体を進めていくつもりです。キンムトーでの地熱発電を行い、環境に配慮したまちづくりを進めてまいりますので、今後もご協力をお願いします。

〇総合教育会議の開催について、今後緊急的な事案がなければ、本年度の開催はこれで終了

この記事に関するお問い合わせ先

まちづくり政策課 政策調整係

〒088-3292
北海道川上郡弟子屈町中央2丁目3番1号
電話番号:015-482-2913 ファクス:015-482-2696
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更新日:2021年12月01日